青空の下月夜に舞う 4


どのくらい話したのか分からないけど、雅也さんは私が話終わるまでずっと相槌を打ちながら聞いてくれていた。

隼人が三本目のタバコを吸い終わった時、やっと私の話は終わり、先程の雅也さんの言葉が放たれたんだ。


そしてーーーー……



「分からなくもないよ。麻衣ちゃんの気持ち」

「雅也さん!!」


私の気持ちに同調してくれた雅也さんに、まるで「はあ?!」とでも言いたげな響の表情と、隼人の言葉。


二人の反応に一瞬目を丸めた雅也さんだったけど、すぐにいつもの笑顔に戻ると、小さく息を吐いて話し出した。


「お前らはさ、麻衣ちゃんを大事に思うが故に、守ることしか考えられてない。それは決して悪いわけではないんだけど」