青空の下月夜に舞う 4


「麻衣ちゃん?だからね、話し合いじゃもう済まないんだよ。俺達はこうやって普通にしてるけどさ、やっぱり腹が立ってるんだよ」


口を開いたのは隼人で、顔を横に向ける。


「でも原因は私だよ?」

「違うよ。激しく違う」

「違わないよ。だから帰らなきゃ」

「おいおい。話が見えねえよ」


私と隼人のやり取りに、間に入ってきたのは雅也さんで。響は口を開かずこちらを見てるだけ。


「麻衣ちゃんを匿うんだから、俺も事情を知る権利はあるだろ?今話し合うのはまずは“ここで”だろ?ほら、二人とも座れ」


テーブル席の前に腰を下ろす様促された私達は、お互いを見つめた後、足を動かした。