青空の下月夜に舞う 4


さっき買ってきたカフェオレとスパゲティサラダを机に置いてテレビを付けた。

冬は日が落ちるのも早くて、もう外は薄暗くなりはじめてる。


今笑顔で食卓を囲む準備をしている人が多いんだろうな。

雄大は来ないだろうし、私にはクリスマスパーティーをする友達や仲間は居ない。

携帯もないし。
無くても困らないし。


強がりではなく、本当なのだ。
言葉だけ聞くとめちゃめちゃ寂しい奴だな私。


ケーキ……買ってくれば良かったな。


そっちの方が寂しいかな。




“いつまでそうしているの?”




頭に。心に響いた隼人の声。


“戻っておいでよ”


だなんて。


「泣かせないでよ……もう……」