「……よし。分かった。じゃあ明日また来るからね」
タバコを消して立ち上がる隼人は、うーん……と背伸び。
何度来られても結果は同じなのに。
私は返事をすることなく、手を振り帰っていく隼人の後ろ姿を見送った。
「やっぱり……少し寒いな」
ポツリと呟いた独り言。
立ち上がり、空を仰いだ。
クリスマスイブ、か……
サンタさんが。私の所にも来てくれたらいいのに。
欲しいものはお金では変えないけれど。
プレゼントって形なら。
なんだって出来る気がして。
自分に出来ない事を、白髭のおじさんに頼んでいる自分が滑稽だ。
「飛べたらいいのに」
本気でそう思う私は頭がおかしいのかもしれない。
タバコを消して立ち上がる隼人は、うーん……と背伸び。
何度来られても結果は同じなのに。
私は返事をすることなく、手を振り帰っていく隼人の後ろ姿を見送った。
「やっぱり……少し寒いな」
ポツリと呟いた独り言。
立ち上がり、空を仰いだ。
クリスマスイブ、か……
サンタさんが。私の所にも来てくれたらいいのに。
欲しいものはお金では変えないけれど。
プレゼントって形なら。
なんだって出来る気がして。
自分に出来ない事を、白髭のおじさんに頼んでいる自分が滑稽だ。
「飛べたらいいのに」
本気でそう思う私は頭がおかしいのかもしれない。

