青空の下月夜に舞う 4


「もう嘘って知ってるよ?」

「嘘じゃないよ。私は自分で雄大と居ることを望んだの」

「望まなきゃいけない、何かがあるんだよね?」

「うん。それは私が“雄大と居たい”って気持ち。“何か”は、それだよ」

「参ったな……こんなに頑固だとは」

「それは隼人もだよ」


負けられない。

勝ち負けではないけれど、ここで言い張らないとこの二ヶ月が嘘になってしまう。



大丈夫。泣かない。

こういう時に泣かない様に、一人の時涙が枯れるまで泣いたんだ。

ここで踏ん張らなくてどうするんだ……っ。


頭を抱える隼人は、溜め息を吐く。

私も小さく息を吐いて、隼人の言葉を待った。