青空の下月夜に舞う 4

雄大がきっとそうさせてるんだろうな。
私がみんなと会ったり、不自然な事をすれば分かる様になっているんだろう。

何で今まで気付かなかったんだ。


考えれば分かる筈。
雄大ならそこまですることも想像がつく。


そこまで私に執着している雄大を、やはり止めなきゃいけないのは私だ。

軽く息を吐いて、隼人の目を見た。



「私雄大と居たいから。みんなの所には行けないよ」


みんなが私が戻ってきてもいいと思ってくれてるなら。
こんなに嬉しいことはない。

友達に会うだけ。


そう言っても雄大は許してはくれない。