青空の下月夜に舞う 4

いつもと変わらない様に。

ドリンクコーナーでペットボトルを一本。
手に取り、雑誌の前で少し立ち止まるとレジで清算をする。


私がコンビニを出た時には、もう車は無くなっていて。

鞄の中に入れたスマホを手に取り、大丈夫なのかと確認したくなったけど、それじゃあ意味がなくなってしまう。


雄大にもし気付かれたら。

直ぐに祐也と慶太郎が家の中に入ってくる事になってるから。


ちゃんと話し合う為に、気付かれちゃいけない。


納得してもらうまで話をして、何もなく帰ってもらうのが一番だ。



もし。話が通らない時は……


空を仰ぎ鼻から肺に空気を目一杯吸い込んだ。