青空の下月夜に舞う 4


私も私だけど。

祐也を相手にすると、つい素になってしまっていけないな。

言葉を発さずにいると、


「無理は……するなよ」


言い辛そうに視線を反らしながら。


「あ……うん」


まさか私の心配だとは思わなかったよ。

また喧嘩になるかも、は失礼しました。


再び流れる気まずい空気。


あ。車あれかな?


左からさっき乗ってきたらしき車が見えて、顔がそちらに向くと、私を見た祐也も気付いた様で。


「俺さ、」

「ん?」


車がスピードを緩め出し、ああやっぱりこれだったと思っていた時。




「本気でお前が好きだから。だから……」



車が目の前で止まった。