青空の下月夜に舞う 4



「あの……」


色々と迷惑かけてすいません、と。

口にしたかったのに。


言葉に少しの間があった事で、そこを上手く利用した雅也さんは。


「全部。終わってから、またおいで。その時また話そう」


さっきの祐也みたいに、頭をわしゃわしゃされる。


「わわわわ」

「あはは。そんな感じで、自然にね」


確かに、今ので気が緩んだと言うか……拍子抜けしたと言うか……



今は、その優しい笑顔に甘えよう。

すみません、じゃなく「コーヒーごちそうさまでした」と言って頭を下げた私の肩を軽く叩いて、手を振ってくれた雅也さんに、扉から出る際再び頭を下げて静かに閉めた。