少し納得がいなかない顔をしていた祐也だけど、立ち上がった雅也さんが通り際に頭をわしゃわしゃやられて、嫌そうに払い除けていた。
それから、奥に行った雅也さんは時折食器の音が聞こえるけど、こちらに来ることはなく。
「ミナ、伝えて」
「もう打った」
相変わらず指が忙しそうなミナは、どうやらみんなの連絡係みたい。
私を家の近くで下ろし、マンションに着けばきっと無邪気の誰かが雄大に連絡を入れ、すぐに家に来るだろうと予想し、どうするかをみんなで話し合う。
涙は止まり、泣いていた事で出るしゃっくりがちょっと気まずい。
帰宅する際、祐也のスマホを持って通話のままにすることを約束された。

