「話し合うのは麻衣ちゃんの家にしよう。外だと向こうの人数が集まりやすい。麻衣ちゃんの家には、原嶋は一人で来るだろ」
確かに。
ファミレスとかだと、駐車場がヤンキーだらけになりやすいし。
雄大は私の家に誰かを連れてきたりしない。
「俺達はマンションの2階と3階を繋ぐ階段に居る。危なくなったら直ぐに中に入る。それなら祐也も隼人も納得だろ」
「……」
「響も。いいよな」
「……ああ」
私と祐也が怒鳴りあってる時、扉の向こうでそんな風に考えていたなんて。
しかも慶太郎が。
みんなを引っ張るタイプには見えないだけに、少しだけ驚いた。
「麻衣ちゃん、いい?」
笑顔を向けられ、首をうんうんと縦に動かす。

