青空の下月夜に舞う 4

慶太郎は目の前にあった祐也のコーヒーを手に取ると、迷わず口にして、まるで自分のものの様に自分の目の前に置いた。


祐也もそれを当たり前に何も言わなくて。

普通なら突っ込みたいところだけど、状況が状況なだけに目で追うだけに止めた。




「麻衣ちゃんの言う通りにしてみようか」



慶太郎が口にした言葉に、全員が息を飲んだ。


「慶ちゃん?ふざけてないよね?」

「祐也、俺はいつでも大真面目だ」


隼人は目を丸め、響はタバコを手にライターを点けようとする手が止まっている。


「ただし、俺達も付き添う。精一杯譲れるのがそこまで」


雰囲気はいつものものだけど、慶太郎の瞳は真っ直ぐ。