青空の下月夜に舞う 4


こいつ……!子供みたいな言い方しやがって!

しかも言いながらそっぽを向いた祐也は完全に5歳児脳に違いない。


「それなら……私も喧嘩に参加するの?」

「するわけねえだろ」

「仲間なんでしょ」

「……男の問題だ」



はあ、と盛大な溜め息を吐いた。

ああだこうだ言い合うだけで、何も理解出来ないし、してくれそうにない。


「どう言えばいいの。ここでみんなが喧嘩になるのは、絶対に違うよ」


気の抜けた言い方になってしまう。

みんなと居るだけで喧嘩になる雄大も分からないよ。


ボロボロと涙が出そうだ。

下唇を強く噛んで耐える。


視線を外していた祐也がゆっくり私を見て。

冷たく言葉を言い放つ。