こいつ……!子供みたいな言い方しやがって!
しかも言いながらそっぽを向いた祐也は完全に5歳児脳に違いない。
「それなら……私も喧嘩に参加するの?」
「するわけねえだろ」
「仲間なんでしょ」
「……男の問題だ」
はあ、と盛大な溜め息を吐いた。
ああだこうだ言い合うだけで、何も理解出来ないし、してくれそうにない。
「どう言えばいいの。ここでみんなが喧嘩になるのは、絶対に違うよ」
気の抜けた言い方になってしまう。
みんなと居るだけで喧嘩になる雄大も分からないよ。
ボロボロと涙が出そうだ。
下唇を強く噛んで耐える。
視線を外していた祐也がゆっくり私を見て。
冷たく言葉を言い放つ。

