「理由は言えない。」

「なんで!」
私は大声で叫んでいた。
病院にいることも忘れて。

「ごめん、今日で終わり。ばいばい。」

そう言われた時ハッとした。
もう本当に終わりなんだ…。
「ばいばい」に特別な意味はないはずなのに、もう一生会えない気がして怖かった。