姫と年下王子たち

すると問題集の横から、つまらなさそうな目があたしを見つめる。


「え〜…。俺とのお遊戯はー?」

「この問題集が、今日で全部終わったらね!」

「今日で全部…!?そんなん無理やーんっ」

「文句言わないで、はいっ!勉強!」


あたしは桔平くんに、無理やりシャーペンを握らせる。


「おっしゃ♪やってやろうやん!」

「その意気!」

「そのかわり、これ今日で全部終わらせたら、ちゃんと約束守ってや!」