姫と年下王子たち

と思ったとき、あたしの後ろに壁のようなものがあって、どうにか転ばずにすんだ。


危なかった…。


ホッとひと安心して、ふと見上げると…。


…あたしを見下ろす顔が。


「大丈夫?」


その男の人は、にっこりと笑った。


そのとき、ようやく今自分がどのような状況に置かれているかを把握した。


どうやらあたしは、バランスを崩したあと、この男の人の胸に寄りかかってしまったようだ。