姫と年下王子たち

1階に下りたそのとき、あたしは突然なにかにぶつかった。

その反動で床に倒れる。


「…いたたっ」


床にぶつけたお尻をさすりながら、頭を上げた。


…するとそこには、出かけたはずの桔平くんのお母さんが立っていた。


「先生、大丈夫っ?」


驚いた様子の桔平くんのお母さん。

あたしは慌てて立ち上がる。


「…あっ、あの…!申し訳ありませんでしたっ!!」