姫と年下王子たち

「ただ、髪を乾かしにきただけなんだけど」


無愛想に、長谷川くんはそれだけ言った。


確かにドライヤーは、あたしの使っていたシャワールームの脱衣所にしかなかった。


…あ、なるほど。


「言っとくけど、俺。秋月さんの裸になんて興味ないから。覗きにきたとか、勘違いしないでね」


また、あたしの心を見透かしたかのような発言…。


毎回、長谷川くんの方が一枚上手。