姫と年下王子たち

なんで、こんな状況になってるのっ…!?


あたしの思考は、突然起きた今の状況について行けてなかった。


「ケーキのあとは、ひなちゃんをいただきマス♪」

「そういうことじゃなくてー…!桔平くん、勉強はっ…!?」

「これが済んだら、ちゃんとするやん♪」


いくら暴れても、両腕を簡単に片手で押さえつけられてしまった。


高校生とは言っても、やっぱり男の人の力には…勝てない。