姫と年下王子たち

長谷川くんは「ほら」と言って、乗るように促す。


「…いいの?」

「早くして。俺、とっとと帰りたいから」

「…ご、ごめん」


あたしは遠慮がちに、長谷川くんの背中に引っ付いた。


「首に、両手まわしてもらえないかな?不安定で歩きづらいんだけど」

「…は、はい」


長谷川くんの首に手をまわすと、よく見るおんぶの状態となった。


なんか、…お兄ちゃんができたみたい。