姫と年下王子たち

「あとこの辺り、クマとか野犬がよく出没するらしいから、まぁせいぜい気をつけて。じゃっ」


「じゃっ」って…。


それに、クマや野犬って言った…!?


すっかりビビってしまったあたしは、さっきまでのプライドは、一瞬にしてどこかへ消え去ってしまった。


芝田さん、ごめんなさい…。



「待ってよー…、長谷川くーんっ…!!」


あたしは長谷川くんのあとを、痛い足を引きずりながら追いかけた。