姫と年下王子たち

「それを“いい加減にしとけ”って言ってんのっ。芝田さんも、なにも怒ってねぇから。それにみんな、心配してる…。だから戻るぞっ」


そう言って、あたしの腕を引く長谷川くん。


しかし、あたしはそれを拒んだ。


探し出さないとという…変なプライドが邪魔をした。


「戻らないわけ?」

「…………」

「なら、俺は戻るよ?」


長谷川くんはそのまま、あたしに背を向けて歩き出した。