姫と年下王子たち

「…イタっ」


あたしは、前のめりに転んでしまった。

両膝からは血が流れていた。


…痛い。

けど、探さなくちゃ……。



コテージを出て、もうどれくらい経っただろうか…。


雨が止む気配は、…まったくない。


それにお守りがどこにもなくて、泣きたい気持ちでいっぱいだった。


…でも、泣き言なんて言ってられないっ。


目元を拭い、走り出そうとしたそのとき…。