姫と年下王子たち

1階へ降りると、バッタリと長谷川くんに出くわした。


「どうしたの?そんなに慌てて」


長谷川くんは首を傾げる。


「…みんなには、すぐに戻ってくるって伝えて」

「え?どういうことー…って、どこ行くつもりだよっ!!?」


あたしは長谷川くんにそれだけ言って、コテージを出た。



外は、どしゃ降り。

前なんてほとんど見えない。


それに雨が目に入って、目を開けることさえも難しかった。