姫と年下王子たち

「…ちなみに、お母さんっていくつ?」

「ん~っと…、確か今年で33とちゃうかったかなぁ?」

「33歳っ!?」

「うん。俺、おかんが16のときに生まれたから」


目が回りそうになる…。

あたしにとったら、非現実的な話だ。


「あ、そうだ!お母さん、出かけたみたいだけど…、仕事?」

「ちゃうちゃう!どうせクラブ行ったんやろ」

「…クラブ?」

「俺の育児で遊べへんかったぶん、今遊んでるってこと!」