姫と年下王子たち

「でも、帰りに友だちと遊んできたんでしょ?」

「それは別の話ーっ」


桔平くんは、器用にクルクルとシャーペンを回す。


あたしは一応、“時給”というお金をもらって家庭教師にきている。

だから、桔平くんがよくても、あたしがサボるなんてことはできない。


…でも、今の桔平くんの状況からして、到底勉強するとも思えない。


「しょうがないなぁ。じゃあ、ちょっと休憩したら始めるよ」