姫と年下王子たち

数分後…。

黒のパーカーとスウェットを履いた桔平くんが、ようやく机のイスに座った。


あたしは問題集を広げて、桔平くんの前に出す。


すると、桔平くんはいきなりうなだれた。


「ひなちゃん、俺、勉強いやや~…」

「なに言ってるの!」

「だって俺、朝から学校の夏期講習行っててんで?」


懇願するように、潤んだ瞳であたしを見上げる桔平くん。


「ちょっとくらい、息抜きさせてーやぁ」