姫と年下王子たち

『りょーかいっす!』


俺は、ひなん家の住所を伝えた。


『…え。でもそこって、侵入禁止区域じゃ…』

『今回は特別だ!俺が呼んでるんだから、早くこい!』

『わかりました!今から向かいますっ』

『ただし、侵入禁止区域に入ったら吹かすんじゃねぇぞ。静かにこいっ』


俺は念を押すと、電話を切った。


俺らが言う“侵入禁止区域”とは、ひなん家から半径5キロ以内の地域のこと。