姫と年下王子たち

「それもそうだなっ」


俺たちは手を洗うと、便所を出た。



すると便所を出てすぐ、翼が立ち止まった。


「なんかねーちゃん、…絡まれてる?」


は?

ひなが絡まれてるだと?


翼の視線の先を見ると、確かにひなが、見知らぬ3人組の男に囲まれていた。


「…おい、絢斗行ってこいよ!」


翼が後ろから、俺の背中を押す。


ったく、このビビりが…。