姫と年下王子たち

カラーリング剤が落ちた翼の髪は、ほんのり茶色に染まっていた。


「こんな色でいいのか?」

「ああ。俺、あんま明るい色好きじゃねーし」

「なら、染める意味ねーじゃん!」

「いいんだよっ、これで!」


俺には、その意味が理解できない。


俺は、染めるなら徹底的に染めたい。

金なら金!銀なら銀!


翼の、“若干染めました”みたいな色なんて、校則が厳しい中坊のちょっとした反抗っぽくて好きじゃない。