姫と年下王子たち

「そんな感じだ」

「やったーっ♪ひなに会える!!そーだ!この前買ったゲーム、翼といっしょにやろ~っと」


咲斗もひなと翼のことが好きらしい。

でもひなは、俺のもんだからなっ。



「絢斗さん、もうお出かけで?」


俺に話しかけてきたこいつは、親父が信頼している部下の1人。


親父を20年近く慕ってきて、今は俺の家でいっしょに暮らしている。

他にも、何人かの親父の部下も俺の家にいる。