姫と年下王子たち

「そやなっ」


翼、絢斗、長谷川くんの3人は、桔平くんと握手を交わす。


「それと…ひなちゃんっ」


桔平くんは、あたしの方を向き直る。


「俺、早く日本に戻ってこれるように、がんばるなっ」

「うん、応援してる!」

「それまで、いい子にして待っててくれる?」

「うん、待ってるっ」

「じゃあ、最後に…」


桔平くんはそっとあたしの顔を寄せると、また優しくキスをしてくれた。