姫と年下王子たち

「桔平くんがいいのっ」


今…あたし、とっても幸せだよ。



「でもひなちゃん。ほんまに俺でいいん…?俺、いつ日本に戻ってこれるかわからへんねんで…?」

「うん、いいよ」

「全然会えへんくて、ひなちゃんに寂しい思いさせるねんで…?」

「うん、大丈夫っ」


すべてを受け入れた上で、あたしは桔平くんを好きになったんだから。


「そっか。わかったでっ」