姫と年下王子たち

あたしたちは見つめ合って、にっこりと微笑み合う。


なんで、こんな時間にメールが届いたかはわからない。

でも、これでようやく想いが伝え合えた。


あたしたちは、両思いになれたんだ。



「あー、あちぃあちぃ!」

「よくこんな公共の場でイチャつけるよ」


そんな茶々が入り、横を見ると、絢斗と長谷川くんがダルそうに立っていた。


そういえばこの2人…、あたしがくる前からいたんだっけ…。