姫と年下王子たち

「…桔平くん!」


桔平くんの前に着いたときには、あたしは肩で息をしていた。


驚いて、目を丸くする桔平くん。


「あれ…、ひな…ちゃん?なんで…?俺メールで、フられて惨めやから見送りはいらんってー…」


戸惑う桔平くんに、あたしは抱きついた。


ギュッと…。

ギューっと、背の高い桔平くんの背中に両手をまわして抱きしめる。


「きゅ…、急にどうしたん!?」