姫と年下王子たち

「…いたっ!」


そう叫んだときには、あたしは自然と走り出していた。


思わず、目の奥がじわりと熱くなる。


手の届くところに彼の姿が見えているのに、なぜだか距離がなかなか縮まらないような気がした。


走って走って走って…。

息を切らして、彼のもとに駆け寄る。



…そして。

やっと……、会えた。