姫と年下王子たち

翼と辺りをキョロキョロと見渡し、彼らを探す。


「…おいっ、ねーちゃん!どこ行くんだよ!?」


あたしを呼び止める翼の声も聞かずに、あたしは彼の姿を探した。


1分1秒でも早く、彼に会いたくて…。


体が勝手に動いてしまう。


…そのとき。


見覚えのある服…。

知った風な顔…。


人混みの中から、大きなキャリーバッグを横につけて、ほかの2人と話す…“彼”を見つけた。