姫と年下王子たち

なにかが変わったかもしれないのに…。



あたしは、その場で泣き崩れることしかできなかった。


こんなにこんなに好きなのに、その想いが足元から崩れていく気がする…。


泣きじゃくるあたしの肩に、ふと翼が手を置いた。


「泣いてたって、なにも変わらねぇだろ。今、ねーちゃんにできることはなに?」


顔を上げると、翼がにっこりと笑っていた。


「俺、もうあと10分で家出るよ」