姫と年下王子たち

ああ、そうか。

俺らが玄関で立ち話してたから、リビングから出るに出られなかったんだな。


「もしかして、さっきの姉貴との話…聞こえてた?」


すると秋月さんは、ビクッとして立ち止まった。


そのわかりやすすぎる反応は、…聞こえてたな。


「ご…ごめんねっ…。聞くつもりじゃなかったんだけど……」

「いいよいいよ。べつに、聞かれて困る話でもないしっ」