姫と年下王子たち

「それやったら、今度いっしょに観に行こかっ」

「…えっ、いいの!?…でも男の子って、こういう恋愛系って、あんまり好きじゃないんじゃないの?」

「俺は、全然大丈夫やでー!」


ってことで、デートは映画に決定。



部屋で俺は、クローゼットから服を取り出す。


チノパンと薄ピンクのシャツとネクタイとハットが宙を舞い、ソファーの上に着地する。


これが、明日の俺の服装。