姫と年下王子たち

「え?」

「え?っとちゃうやん!明日のデート!まさか、忘れてたなんて言わさへんで?」


俺は、ひなちゃんの顎をクイッと持ち上げた。


すると、ひなちゃんは恥ずかしそうに俯き、小さく「…うんっ」と答えた。


ひなちゃんを見送ると、さっそく自分の部屋にこもった。


明日の土曜日は、ひなちゃんとのデート日♪


先週、絢斗にどこへ連れてってもらったかは知らんけど、俺の方が絶対楽しいデートにしたるしっ!!