姫と年下王子たち

そんなん迷惑ちゃうのに!

むしろ大歓迎やしっ♪


でも、やっぱり真面目なひなちゃん。

片付けが終わるなり、バッグを肩にかけて立ち上がった。


俺は名残惜しみながら、ひなちゃんを玄関まで送る。



「じゃあ、今日できなかったところは、来週までの宿題ね!」

「はーいっ」


玄関の隅に並べられているクロックスを履き、俺は玄関のドアを開けた。


「ひなちゃん、今日は早寝しなあかんで?」