姫と年下王子たち

それと、俺はもう1つ買う物があった。


それを買うためにひなと別行動にしたら、いつの間にかひなが会計を済ませていた。


「なんで、勝手に払ってんだよ~」

「だって、これは自分の買い物だし…」

「それくらい、俺に払わせろよな」


とブツブツ言いながら、俺もレジに並んだ。



「これからどうするの?もう家に帰る?」


土産の入った紙袋を持ちながら、ひなが俺のあとをついてくる。