姫と年下王子たち

時計の針が12時を差すころ、ちょうど腹が減ってきた。


俺たちは、水族館内にあるレストランに入った。


魚の形をして盛られているピラフだったり、水族館だけあって、料理まで魚をモチーフにしていた。


腹ごしらえも済み、館内で一番デカい水槽でジンベエザメを眺めた。


それが最後の水槽で、あっという間に出口付近の土産屋に出てしまっていた。



「せっかくだし、土産でも買って帰るか?」