姫と年下王子たち

今日のデートは、絶対に成功させてみせる。



ヘルメットを被っていても、ツンツンに立っている俺の髪。

ワックスとジェルでガチガチ固めてきたから、ちょっとやそっとのことでは崩れない。


「待てよ、ひなっ」


1人で突っ走るひなを後ろから捕まえる。


そして、そのひなの手に指を絡ませた。


そうすると、さっきまではしゃいでいたひなが、ピタリと静止する。