姫と年下王子たち

「でもやっぱり…、あたしは教師を目指すんだからー…」

「ったく、ひなは真面目すぎなんだよー」

「まぁ、その真面目なところが、ひなちゃんらしいねんけどな!」

「真面目でも、coco-toではミスしまくりだったけど」

「もー…、長谷川くんっ。それは恥ずかしいから、言わないで〜…」


と、笑いも交えながら、時は進んでいった。



テーブルに出された紅茶は、すっかり冷めてしまっていた。