姫と年下王子たち

顔を上げなくても、3人の視線が痛いほどに刺さっているのがわかる。


「…えっと、それ…は……」


緊張のせいで、声が上擦る。


言おう言おうと思っても、まずなにから話していいのかわからなかった。


それに、喉の奥がキュッと狭くなった気がして、思うように声が出ない。


あたしの返事を、3人はじっと待っていた。


…しかし。


「黙ってないで、ハッキリ言えよ!!」