姫と年下王子たち

するとメグが、お姫様抱っこをされるあたしの肩をトントンと叩いた。


「いってらっしゃい、ひな♪」


にっこりと微笑む、メグ。

その表情は、どこかうらやましそうにも見えた。


「どーぞどーぞ、遠慮なく持って行ってくださいっ」


無理やりあたしが連れて行かれようとしてるのに…。

…みんな、ひどいっ。


「じゃあ、借りるから!」


あたしは、3人に連行された。