しかし、楽しいはずの花火大会なのに、このまま気まずい空気で過ごすのはイヤだ。
「俯くなよ。せっかくの花火だろ?上、見ろ」
俺は、園花の顎をクイッと持ち上げた。
園花の表情は、曇ったまま。
…ったく、そんな顔すんなよな。
「下ばっか向いてると、老けるらしいぞっ」
「…え゙っ、ウソ…!?」
「いや、知らねぇけど」
「…もう!絢斗くんったら!」
「俯くなよ。せっかくの花火だろ?上、見ろ」
俺は、園花の顎をクイッと持ち上げた。
園花の表情は、曇ったまま。
…ったく、そんな顔すんなよな。
「下ばっか向いてると、老けるらしいぞっ」
「…え゙っ、ウソ…!?」
「いや、知らねぇけど」
「…もう!絢斗くんったら!」



