姫と年下王子たち

「…そ、それはそうだけど……」

「だからこうして、ここにきたんだろ。俺、なんか間違ったことしてる?」


俺がそう言うと、園花は下唇をギュッと噛み締めた。


そして、俺から半歩距離を置いて座り直し、そのまま俯いてしまった。


この…なんともいえない微妙な隙間が、妙に寂しい。


やっぱ俺…、ひでぇこと言ったから避けられてんのな。


少し、心がチクッとした。